2019年おさえておきたいECのトレンドをご紹介!

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年々私たちの生活が豊かになっているのは、テクノロジーの発展のおかげです。数年前まで「あんなことができたらいいのに…」と考えていたことが、今や技術の発展により当たり前のように私たちの生活の中に溶け込んでいます。
EC業界でも同様にいかに効率よくかつ楽に買い物をさせられるよう、様々な角度から新しいサービスや動きがあります。また効率だけでなく飽きさせないように新しい体験をさせていくというところも重要になってきます。
今回はEC業界で今後来そうなトレンドのサービスをご紹介いたします。

1)モバイル決済

近年、お買い物をするときにスマートフォン端末での決済が盛んに行われていることは日常生活でも感じられることだと思われます。
特に中国の都市部ではO2OからOMOという、ネットと店舗の垣根をなくしお客様の様々なデータを収集し次のお買い物へと繋げられるような動きにシフトしている傾向が伺えるぐらいになってきております。
日本でもモバイル決済自体は見られますが、今後は今のようなただ購入するだけではなく、お客様が商品のレビューを見ていたことや、いつQRコードを読み取ったのかなどの細かい情報をデータ化することができるようになるのも近いと思われます。
このようにO2Oやオムニチャネルをさらに発展・加速させ、効率良くユーザー体験をお客様に与えるための新たなビジネスモデルが広まることは遠くないと思われます。

⇒OMOに関する詳しい記事はこちら

2)パーソナライズ対応

お客様一人ひとりに合わせて商品の情報を提供するマーケティングの手法や仕組みは以前から存在しており、ある意味上記でご説明したOMOもお客様一人ひとりの行動をデータ化してそれを元に戦略を立てる意味ではパーソナライズ対応になりえることだと思われます。

ECでいえば会員情報で入手できる性別、年齢、職業、を元にメルマガを送るタイミングを変えたり、深堀して特定の方に対して最近購入した商品に関連のある商品をサイト内やメルマガで目に入りやすくしたりすることは考えられます。

今後はテクノロジーの発展により、今までよりもお客様の状況を把握することができることが予想されます。例えば、会員情報の住所変更が確認でき引っ越ししたばかりという情報があれば、お客様の状況を察して引っ越し先で必要になる商品の情報をお知らせしたりすることなど、より具体的なお客様一人ひとりにあった体験を提供していくことが重要になってきます。

3)サブスクリプション

モノを買わずにレンタルで済ませたり、そもそもモノを持たない生活が流行っております。
それに伴い、サブスクリプションモデルのECサイトの数は徐々に増えてきている傾向にあります。

サブスクリプションモデルのような定額でサービスや商品の提供を受けるメリットとしては、試しに使用できるトライアル感覚が大きいですが、事業者側からすると飽きられたら解約につながるリスクを背負っていることになります。

そのため、今後は利用者を飽きさせないような工夫を行うためにも、レンタル履歴から今まで以上に関連のある商品を紹介することができるようになったり、ただ定額で商品を提供したりするだけでなくコミュニティなどができ今まで以上の新しい体験ができるようになることも考えられます。

⇒サブスクリプションに関する詳しい記事はこちら

4)DtoCモデル

モールなどに出店したり、他の販売店に商品を卸す等のどこか別の会社を経由して販売するのではなく、自社サイト経由で自社のブランドの商品を独占的に販売することが今後大きくなりそうです。
新規で自社サイトを構築する場合は企業やサービス、商品の知名度がないと集客に重点を置いて力を入れていく必要もありますが、その分メリットとして間を挟まず販売ができるため費用も抑えられ、販売価格も調整がしやすいことがあげられます。またお客様との距離も近くなりコミュニケーションも取りやすくなることもメリットとしてあげられます。

このような流れから自社サイトはどの業種でも今後増えてくることが予想されます。
2020年には東京オリンピックが行われますので、例えば日本の伝統工芸品を作っている企業であれば需要も増えることが予想されます。そういった商品に力のある商材やサービスを持っている企業が自社サイトを通して商品を販売するだけでなく、情報の発信を行うことで新しいビジネスにつながることが考えられます。

⇒DtoCに関する詳しい記事はこちら

5)ソーシャルコマース

ソーシャルコマース自体は数年前から盛んに行われていることですが、特に去年はInstagramで直接買い物ができるようになったのが記憶に新しいと思われます。
今後、SNS本来の使い方であるコミュニケーションの取り方やInstagramでいえば独自のハッシュタグを広めることなどが重要になってくることが予想されます。
例えばアパレル関係でいえば、実際に商品を試着した店舗店員をInstagramに掲載し、ECサイトと連携して購入することができるようにして、販売する目的だけでなくカタログ的な使い方も増えていくと思われます。

(参考)Instagram連携ツール【visumo】


ユーザーやスタッフが投稿したInstagramの写真や動画を活用し、ECサイトに表示し、商品へリンクさせて売上UPにつなげることができるツールをecbeingのツールサービスとして提供しています。

⇒visumoにご興味のある方はこちら

6)ボイスコマース

「Amazon Alexa」「Googleアシスタント」など自宅にいながら呼び掛けて買い物をするお買い物ツールが今後より普及してくることが予想されます。
スマートスピーカーを使用する割合は年々増えてきております。使用する人口が増えることにより問題や要望も多くなってきます。今までは「何時にどこのお店に何名で予約して!」などのお店の予約ができるようになる可能性もあります。
また声の認識能力も向上し、ご高齢の方やお子様でも認識がしやすくなることも予想されますが、逆に誤った注文などをしてしまう可能性もありますので、キャンセル方法や注文の確定方法には今後新しい機能が追加されるかもしれません。

7)動画コマース

ここ数年、YouTuberが人気になった影響もあり、動画への関心は高まっている状況です。それに伴い動画広告も誰しも一度は目にしたことはあるのではないでしょうか?
現在の動画は商品やサービスの宣伝を行うことを目的に有名人などを起用し進められていることが多いですが、今後は動画の中で流れている商品を購入できるような仕組みも増えてくることが予想されます。
実際に去年末ごろ「TIGコマース」と呼ばれる動画コマースが話題にもなりました。移動時間などにスマートフォン端末で買い物をする人にとって動画コマースは新しい体験に繋がり、より購入したくなる意欲を掻き立てるのではないでしょうか?

まとめ

今後伸びていくであろうジャンルを昨年の状況を踏まえて今回ご紹介いたしましたが、どれも共通して言えることとしてはテクノロジーの発展が必須であることがわかります。
この先どのような技術の発展があるかは誰にもわからないことですが、以前までは不可能といわれてきたことが数年後には一般的に使われている世の中になってきておりますので、十分実現が期待できるサービスやマーケティングの手法だと思われます。




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