【2021年度版】比較-ECショッピングカートの機能と選び方とは
ショッピングカートとはネットショッピング運営を始める際、とても安価にそして短期間でネットショッピングサイトを構築可能なサービスとなります。
初期費用や月額費用がとても安価である点も特徴で、お手軽にショッピングサイトを構築する際にとても最適なサービスといえるのではないでしょうか。
しかし、ショッピングカートを提供する会社やサービスはとても沢山あり、どのショッピングカートを選択して自社のネットショッピングサイトを構築すればよいか悩んでいるというお声を多く聞きます。
2021年最新のネットショッピングサイトの比較と自分にあったショッピングサイトをを構築する為ショッピングカートとはなんなのか?
今回は、ショッピングカートの最新の比較&選び方をお伝えいたします。
ショッピングカートとはネットショッピング運営を始める際、とても安価にそして短期間でネットショッピングサイトを構築可能なサービスとなります。
初期費用や月額費用がとても安価である点も特徴で、お手軽にショッピングサイトを構築する際にとても最適なサービスといえるのではないでしょうか。
しかし、ショッピングカートを提供する会社やサービスはとても沢山あり、どのショッピングカートを選択して自社のネットショッピングサイトを構築すればよいか悩んでいるというお声を多く聞きます。
2021年最新のネットショッピングサイトの比較と自分にあったショッピングサイトをを構築する為ショッピングカートとはなんなのか?
今回は、ショッピングカートの最新の比較&選び方をお伝えいたします。
ショッピングカートとは?
そもそもショッピングカートとはどのようなサービスなのでしょうか。
ショッピングカートとはECサイトを構築する手段の一つとなります。
ECサイトを構築する手段として
- ECサイト構築パッケージ
- クラウド型システム
- ショッピングカート(ASPカート)
- モールへの出店
と様々な構築手段がありますが、ショッピングカートの特徴は初めてネットショッピングサイトを立ち上げる場合に最適なサービスとなっております。
どのような特徴があるのでしょうか?
具体的なショッピングカートの特徴(メリット)を見ていきたいと思います。
ショッピングカートの特徴(メリット)
・初期、月額コストがとても安い
・ショッピングサイトに必要な機能が基本機能で用意されている
場合によっては初期費用も月額費用も無料のショッピングカートもありますのでとにかくお試しで、コストを抑えてショッピングカートをスタートさせたい。
といったニーズにはまさに最適です。
一方で当然ですが、メリットだけではなくデメリットもショッピングカートには存在します。次にそんなショッピングカートのデメリットを見ていきましょう。
ショッピングカートの特徴(デメリット)
・ECサイトの自由度が低い、カスタマイズができない
・売上が伸びれば伸びるほど手数料が発生する
・サポートが手薄い、サポートを手厚くする場合別途費用
・利用するサービスや会員数・アイテム数で追加費用がかかる場合がある
このようなデメリットも存在するのも事実です。
ショッピングカートによっては、上記デメリットの一部が該当しないケースも当然ありますが、一般的なショッピングカートとしてのメリット・デメリットをしっかり理解したうえで、選定の第一歩を踏み出すことが重要です。
【2021年】ショッピングカート比較
ここで2021年代表的なショッピングカート7社を比較してみたいと思います。
重要な選定基準となる、初期費用、月額費用だけでなく、手数料、さらに実際にどれだけ導入されているサービスなのか。といった実績や各ショッピングカートの特徴を一言でまとめてみました。
ショッピング カート名 |
初期費用 | 月額費用 | カード決済 手数料 |
導入社数 | 特徴 |
BASE | 0円 | 0円 | 3.6%+40円+3% | 80万店舗以上 | 初期・月額0だが手数料の割合が多い |
Store.jp | 0円 | 0円 | 5% | 80万店舗以上 | 月額1,980で手数料3.6%プランもあり |
FC2カート | 0円 | 0円 | 4%〜 | ショップオーナー15万人以上 | 登録商品数無制限 |
ゼロショップモール | 0円 | 0円 | 4.3〜4.5% | 13,000店舗以上 | ディスク容量あり |
イージーマイショップ | 0円 | 0円 | 5.0%+40円(無料の場合) | 5,000店舗 | 決済手数料高め |
ショッピング カート名 |
初期費用 | 月額費用 | カード決済 手数料 |
導入社数 | 特徴 |
FutureShop | 22,000円〜 | 22,000円 | 3.4%〜4.4% | 2,500店舗以上 | 新しいサービスへの取り組みがとても早い |
MakeShop | 10,000円 | 7,000円〜 | 3.6%〜 | 22,000店舗 | GMOグループの安心感・サポート+低コスト |
カラーミーショップ | 3,000円 | 834円 | 4% | 44,000店舗 | 導入数が多く、プランが豊富 |
ショップサーブ | 15,000円 | 11,400円 | 3.675%〜+34円 | 50,000店舗 | サポート充実、各種代行サービスあり |
aishipR | 20,000円 | 9,800円 | 3.7%+55円〜 | 700店舗 | レスポンシブEC構築に特化 |
※各HPより参照
BASEやSTORE.JPは初期も月額も0円で始められるだけあって、多くの店舗や個人がショッピングサイトを開設する場合にも多く採用されているようです。
一方でそれぞれ、80万店舗を超える膨大な店舗数を取り扱っている為、サポートに関してはお問い合わせフォームやメール、チャットが中心となり、電話ですぐ相談したい!といったサポートはなかなか難しいようです。
そのようなサポートの充実を重視するのであれば、有料のショッピングカートを採用するのが最善ではないでしょうか。
サポートする範囲や内容も各社様々ですが、有料のショッピングカートではそのメニューも豊富なのも特徴の一つになります。
次の表では、無料ショッピングカートと有料ショッピングカートという観点で比較をしました。
機能の充実度 | デザイン性 | 手数料 | サポート | |
無料 カート |
○ 必要最低限 |
△ 決まったテンプレートから選択、変更可能範囲が限定的 |
× 4%〜等わりと高めのカード手数料 |
△ サイト、メール等のサポートに限定 |
有料 カート |
◎ 充実+機能追加も早い |
◎ テンプレート+ある程度の自由度がある |
○ 無料と比較するとやや安い |
◎ 電話や相談会等サポートが手厚い |
無料カートと有料カートを比べると、やはりできることとできないことが見えてきます。
ただし、もちろん無料カートの種類によっては制限が異なりますし、有料版への移行もできたりもしますので、一概に無料カートより有料カートがいいというわけではないです。
それを踏まえ有料カートと比較した時に大きく差が出る部分は「容量」「デザインテンプレート数」「集客機能」「独自ドメイン」「解析機能」「掲載商品点数」など、もっと売り上げを伸ばしていきたいというときに必要になる機能が有料になっていることが多いです。
初心者でサイトを立ち上げたいという方にとっては、今すぐ必要な機能ではありませんし、最低限販売できる環境は整っていると言えます。
金銭的な面で考えても、無料でネットショップを立ち上げられることは魅力的だと思われます。
ただ、例えばネットショップを立ち上げる目的が新しい事業の一つで、売上をどんどん増やさなければいけないということであれば、始めから有料カートを使い土台からしっかり作りこんでいくことが一番目的を叶える近道です。
結論、ネットショップを立ち上げる目的を明確にして、無料カートを選ぶのか、有料カートを選ぶのか考える必要があります。
なぜ月額が安い or 無料のサービスが存在するのか?
そもそも企業が提供するサービスで無料で運営ができるのでしょうか?
実際には無料ショッピングカートといってもそのサービス自体を開発するコストやショッピングカートを動かす環境などさまざまな内部コストは発生します。
ではなぜショッピングカートは初期・月額無料というサービスや数百円から利用できる安価なサービスが多数あるのでしょうか。
初期・月額無料という記載にはなっておりますが、、実際にはショッピングカート内で発生した注文単位に手数料を取る場合やカードの決済手数料という形で月額費用が発生します。
それらの手数料がショッピングカートの収益構造の一部になっている場合が多いです。
カード決済料率や手数料が固定のカートサービスは、売上が伸びれば伸びるほどそれらの費用が嵩んでしまうので事実上月額での支払い費用が売上にかなり比例してしまうという形になります。
思わぬ落とし穴!解約リスク・撤退リスク
ショッピングカートは多くの企業が提供しておりますが、思わぬ落とし穴として、サービス提供会社がサービス自体から撤退する場合です。
ショッピングカートは1社あたりの費用が安価なため、導入社数を増やさなければなりません。
しかし競合もすでに多く存在する中で差別化を図るのが難しくなってきております。
そうした場合、サービスを終了・撤退するケースも実際、2019年は複数のサービスで発生しております。
そうした場合、強制的にサービス解除となる為、ECサイトを存続する為には別のショッピングカートで新たにサイトを立ち上げなければならなくなるため、ショッピングカートの選定には費用面だけでなく、信頼性や実績、会社の信頼性、年数等をトータルで判断したほうが良いでしょう。
販売する商材による選択
販売する商材が定期購入をメインとした商材の場合、そのような定期購入が強いショッピングカート。
また、対法人に対して販売を目的としたショッピングカートの場合は法人取引向けショッピングカート。
といった形でショッピングカートにはサービス特化型のショッピングカートも多数存在します。
定期購入に強いショッピングカートの一例として
・サブスクストア
・侍カート
・リピスト
販売する商品やサービスに特徴がある場合は、ショッピングカートの選定もそれに強いショッピングカートを選択すると良いでしょう。
無料・有料のカートのまとめ
それでは、ここまでの一旦のまとめになりますが、無料のショッピングカートと有料のショッピングカートでは、それぞれどういう場合に利用するのが良いのでしょうか?
今までの話を総合的にまとめました。
▼無料のショッピングカート
- 初めてECショッピングを立ち上げる、試験的に試してみたい
- 専門知識がないので最低限のサービスがあれば良い
- 簡単に早くECショッピングサイトを立ち上げたい
▼有料のショッピングカート
- 売上を今後伸ばしていきたい
- 売上を伸ばす施策等積極的に色々と実施したい
- 売上を伸ばす為、その他サポートの充実がないと不安
- 時流にあった最新のサービス等を積極的に活用してみたい
- 取扱アイテム数や想定されるアクセス、会員数がある程度見込める
- 安定した企業のサービスを利用したい
ショッピングカートの基本的な機能。あると便利!こんなカート機能も!
ショッピングカートとしてあると便利な機能という形のご案内をしたいと思います。
あると便利な機能の前に、そもそもショッピングカートとして絶対に必要な機能を紹介します。
ショッピングカートとして大きく必要な分類として
- 1)商品を見せる商品機能
- 2)購入をおこなう購入機能
- 3)リピーターを増やす施策会員機能
おおきく3つの要素に分類することができます。
それぞれ解説していきます。
1)商品を見せる商品機能
各ECショッピングサイトでどのような商品を取り扱っているか商品を掲載する必要があります。
ショッピングカートとしても
・商品の一覧
・商品の詳細
といった商品を見せる為の機能は必ず必要になってきます。
2)購入をおこなう購入機能
ショッピングカート内で商品を購入する機能ももちろん必須となります。
通常、ショッピングカートとしては
買い物カゴのページ>ログイン>配送先・支払い方法確認>最終確認>完了
このような画面がそれぞれ用意されており、購入者はこの画面遷移にそって商品の購入を進めていく形となります。
ショッピングカートによって画面数や対応している決済手段等も異なるのでその点も比較要素の1つになります。
3)リピーターを増やす施策会員機能
会員登録をお客様にしていただくことにより、ショッピングカートを運営しているECショッピングサイトの企業はまた、ショッピングサイトにアクセスをしていただく為のさまざまな施策が可能となります。
代表的なリピーターを作る施策として メールマガジンがあります。
お買い得なセールの情報などを流すことでリピーター購入につなげます。
また、最近ではLINEを活用したPUSH通知による販促等を行えるショッピングカートもありますので、どのように会員登録をした頂いたお客様へ販促活動ができるかもポイントになります。
これらショッピングカートには必要不可欠な機能やサービスが沢山ありますが、さらにこれらの機能やサービスを便利に、売上を上げていく為に様々な便利機能が追加で用意されております。
レコメンド機能
会商品のおすすめを自動的に表示することができる機能です。
レコメンドはショッピングカートが独自で機能を持っている場合と、外部のレコメンドサービスという専用にレコメンド機能だけに特化してサービスを提供している会社のサービスをショッピングカートが連携して対応する方法の大きくは2通りの対応方法があります。
レコメンドでは、ユーザー単位にパーソナライズされたオススメを表示したり、閲覧している商品の類似商品や、他の人が同時に購入した商品といった形でさまざまなおすすめを表示することができます。
レコメンド機能をショッピングカートでみせることで、購入者の購入単価をあげる施策となりますので、この機能は是非検討をしたいところです。
クーポン機能
ショッピングサイトで利用できるクーポンを発行することができます。
クーポンは期間を限定したり、利用可能な商品を限定し、商品の値引きをおこなうことができます。
利用者を限定できるクーポンを発行可能な場合もあるので、そのような場合は1度買ってるけど2回目購入してしていな会員に対してセグメントを切ってクーポンを発行する。といった方法や、クーポン番号をファイルに出力し、印刷して、配送の際の段ボールに同梱してネットではなく、リアルのクーポンとして見せてそれをECショッピングサイトで利用してもらう。
といった多彩な利用シーンを作ることが可能となります。
EFO機能
EFOとはEntry From Optimizationの略です。すなわち 入力フォームの最適化という機能になります。
入力フォームを最適化するとはどういうことなのでしょうか。
具体的には 入力フォームでのユーザーのふるまいをサポートして入力フォームで離脱してしまうユーザーを防止する為の施策となります。
ショッピングサイトにとって入力フォームは一番離脱が発生するポイントです。
なぜならばお客様がスマートフォンもしくはPCを利用して情報を入力するという手間が発生するからです。
そこで入力した内容にミスがあったり、そのミスの原因がわからなかったり何度もミスをしてしまったりすると、お客様は即離脱してしまう傾向にあります。
それは入力をミスしたのが悪いのではなく、入力ミスが起きやすいフォームに問題があると考えるべきです。
そこでEFOを導入することにより
・どの項目でどういうミスがあったのか?
・あとどれくらいの項目を入れなければならないか?
・入力をすべてせずとも入力を補完する
といった機能がEFOにより提供され、お客様の離脱を防ぐことができます。
EFOもレコメンド機能と同様に、ショッピングカートが独自で機能を持っている場合と、外部のEFOサービスという専用にEFO機能だけに特化してサービスを提供している会社のサービスをショッピングカートが連携して対応する方法の大きくは2通りの対応方法があります。
ソーシャルログイン
ソーシャルログイン機能とは、FacebookやLINE、Yahoo!のアカウント等、利用者が普段利用しているアカウントを利用して、ECサイトにログインできる機能の事です。
ログインという行為はショッピングサイトだけでなく、あらゆるデバイスや環境で日々行われます。
スマートフォンのログイン、ネットバンクのログイン、メールのログイン、様々なショッピングサイトでのログイン等…
そのような結果、どのサイトでどのIDとパスワードかわからなくなってしまった経験はほぼすべてのユーザーが経験する事象ではないでしょうか。
そのような場合、このソーシャルログインを活用することで、そのようなログインができない。
といった問題を解決することができるかもしれません。
シークレットセール
シークレットセールとはその名の通り、一般公開しない状態でセールを行うことです。
特定の会員を限定としたシークレットセールをおこなうことで、会員の差別化が可能となります。
また、社員向け販売や特定の取引先に向けたシークレットセール等も同じ機能を活用することで対応できる場合も多く、BtoB(法人取引)に活用することも可能となります。
さまざまな決済
基本的な決済手段(クレジットカード、代引き、銀行振込等)はどのショッピングカートでも標準で対応しているケースがほとんどですが、最近はキャッシュレス決済をネットショッピングでも対応可能にするサービス展開が進んでおります。
具体的には LINEPay、ApplePay等のサービスや、AmazonPay、楽天Pay等のモール事業者が対応する決済等、ネットショッピングの決済手段の数は現在沢山の手段が上記以外でも多数存在します。
決済手段は性別や年齢によって使うサービスがことなるので、どのような決済手段を選択するかによってサイトの売上に影響を及ぼすことも多々あるので決済手段の充実もショッピングサイトにとっては重要な施策の一つと言えます。
最後に〜自社にベストマッチなショッピングカートとは?〜
ショッピングカートは今回比較表に記載したサービス以外にも大小問わず沢山のショッピングカートが提供されております。
実際に利用してみないとそのサービスの本当の良しあしはなかなか判断がつきませんが、利用を検討しているショッピングカートのサイトには必ず導入事例というページないしコンテンツが存在するはずです。
是非、検討を行う際は実際にそのショッピングカートを利用して運営を行っているショッピングサイトを隅から隅まで、できれば複数サイト確認してそのショッピングカートの特徴やサービス紹介ページにはでてこない、クセのようなものを実際の運営されているショッピングサイトを通じて見てみる事を推奨いたします。
また、初期や月額費用の金額だけで比較するのではなく、実際に運営を行った場合に発生する諸費用(手数料、カード手数料、オプション費用等)をトータルに鑑みた、月に発生する本当の経費を比較してみる事もとても重要です。
さらにサポートの充実度をどの程度求めるのか?
商材はどのような商材をショッピングサイトに展開していくのか?
そのような要素が最適なショッピングカートを選択する決めてとなることでしょう。