eビジネスとは?
eビジネスにおけるECの重要性と注目すべきトピックを紹介!
eビジネスにおけるECの重要性と注目すべきトピックを紹介!
「eビジネス」という言葉をご存知でしょうか?聞いたことはあっても、ECと何が違うのかわからないという人も少なくないでしょう。最近では耳にする機会は少なくなっていますが、eビジネスはECについて理解を深めるうえで知っておきたい言葉の一つです。今回の記事ではeビジネスについて解説するとともに、最近注目されているトピックを紹介していきます。
「eビジネス」という言葉をご存知でしょうか?聞いたことはあっても、ECと何が違うのかわからないという人も少なくないでしょう。最近では耳にする機会は少なくなっていますが、eビジネスはECについて理解を深めるうえで知っておきたい言葉の一つです。今回の記事ではeビジネスについて解説するとともに、最近注目されているトピックを紹介していきます。
eビジネスとは
そもそも、eビジネスとは何を意味する言葉なのでしょうか。
eビジネスとは?
eビジネスとは、インターネットの技術を活用した、ビジネス活動全般を指す言葉です。eコマース(電子商取引)と並列して語られることが多いですが、両者は厳密には異なります。eビジネスはECを含む概念であり、ECの他にもWebサイトの運営やシステム上での在庫管理などが含まれます。もともとは1997年に当時IBMの会長だったルイス・ガースナー氏によって提唱されたもので、当時はさまざまなメディアがこの言葉を使っていました。
eビジネスにおけるECの重要性
最近eビジネスという言葉をあまり聞かなくなった一方、ECに注目が集まっています。ここからは、eビジネスにおけるECの重要性を解説していきます。
年々規模が拡大しているEC市場
EC関連の技術の発展や新型コロナウイルス感染症の拡大などの影響で、ECの重要性は年々高まっています。経済産業省が公表している『令和3年度 電子商取引に関する市場調査 報告書』によれば、物販系分野のBtoC ECの市場規模は13兆円超となっており、6兆円弱だった2013年と比べると倍以上に増加しています。また、すべての商取引におけるECの割合を示すEC化率は、2013年は3.85%だったのに対し、2021年には8.78%にまで上昇しています。これは、BtoB ECにおいても同様で、2021年の市場規模は前年比11.3%増の372兆円超、EC化率は 2.1ポイント増の35.6%となっています。このECの普及および市場規模拡大の動きは今後も続くものと考えられており、多くの企業がECに注力しています。
ECで注目されているトピック
ここまで解説してきた通り、ビジネスにおけるECの重要性は高まっており、企業は最新の技術やトレンドを駆使したECのさらなる効率改善が求められています。ここからは、直近で注目すべきECの2つのトピックを紹介します。
ISDN終了に伴うEDIの対応
1つ目は、ISDN終了についてです。NTTが提供してきたINSネット(ISDN回線)が2024年1月に終了することに伴って、EDIの切り替えが求められています。EDI(Electronic Data Interchange)とは、「電子データ交換」と呼ばれるもので、専用回線やインターネット回線を介して契約書や納品書などの書類をやり取りする仕組みのことです。ISDN回線を使ったEDIを利用している企業も少なくないため、INSネットのサービス終了によって切り替えを迫られています。なお、切り替え先としては、ISDN回線のかわりにインターネット回線を利用した「Web EDI」に注目が集まっています。
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インボイス制度の施行
2点目は2023年10月1日に迫ったインボイス(適格請求書等保存方式)制度の施行です。この制度が施行されると、仕入税額控除をする際にインボイス(適格請求書)の提出が必要になり、提出がなければ仕入税額控除を受けられなくなってしまいます。インボイス制度の対応として求められるのは、主に以下の3点です。
・適格請求書発行事業者の登録手続き及び課税事業者の登録手続き
適格請求書を発行するためには、適格請求書発行事業者に登録しなければなりません。登録に際しては、「適格請求書発行事業者の登録申請書」を国税庁のインボイス登録センターに提出する必要があります。なお、免税事業者は適格請求書発行事業者になれないため、現在免税事業者となっている場合は課税事業者登録も求められます。こちらは「消費税課税事業者選択届出書」を税務署に提出する必要があります。
・請求書のフォーマット変更
適格請求書では、従来の請求書の内容に加え、「適用税率」「消費税額等」「登録番号」などの記載が必要になります。なお、発行した適格請求書は保管が義務付けられており、電子で保存する場合は電子帳簿保存法に則って保存する必要があります。
・取引先が適格請求書発行事業者であるかどうかの確認
また、仕入先が適格請求書発行事業者として登録されているかの確認も必要です。適格請求書発行事業者に登録されていない事業者との取引では仕入税額控除が受けられないため、場合によっては、適格請求書発行事業者として登録されている事業者に仕入先を変更する必要もあります。
なお、インボイス制度については下記の記事で詳しく説明しています。より詳しい内容が知りたい方はあわせてご参照ください。