DNSが抱える海外ECプラットフォーム特有の課題をecbeingが解決へ 〜前編〜
【コスト・システム障害・運用の3つの課題を解決するために採用したecbeingの特徴とは】
【コスト・システム障害・運用の3つの課題を解決するために採用したecbeingの特徴とは】
DNSは人を進化させるというミッションのもと、競技のためのトレーニングや健康のための身体作りなどをおこなう消費者の皆様に寄り添い、サプリメント商品などをお届けしています。
今回は、DNSが運営するECサイト「【DNS公式通販】DNSプロテイン・サプリメント公式オンラインショップ」について、ECサイト構築の背景や海外ECプラットフォームからecbeingへリニューアルすることによって得られた効果などについて、株式会社DNS 佐藤 繭子氏、吉田 風月氏にお話を伺いました。
左から
株式会社DNS佐藤 繭子 氏
株式会社DNS吉田 風月 氏
DNSは人を進化させるというミッションのもと、競技のためのトレーニングや健康のための身体作りなどをおこなう消費者の皆様に寄り添い、サプリメント商品などをお届けしています。
今回は、DNSが運営するECサイト「【DNS公式通販】DNSプロテイン・サプリメント公式オンラインショップ」について、ECサイト構築の背景や海外ECプラットフォームからecbeingへリニューアルすることによって得られた効果などについて、株式会社DNS 佐藤 繭子氏、 吉田 風月氏にお話を伺いました。
株式会社DNS 基本情報
<社名>
株式会社DNS
<設立>
2019年
<資本金>
1,000万円
<事業内容>
スポーツサプリメントの製造・販売
ビジネスを拡大するためDtoC向け事業の展開
EC事業自体を始めた背景について教えてください。
佐藤氏:もともと我々は企業のお客様を取引先としてスポーツ関連の事業を運営しており、そのなかでスポーツサプリメントの販売をBtoBでおこなっていました。当時はちょうどDtoCが主流になってきている時期で、その商機をつかむために、企業への卸売りに加え個人のお客様をターゲットとする直販へも注力していくこととなりEC事業を始めるに至りました。
ECプラットフォームの選定時は米国のスポーツアパレルである「アンダーアーマー」の総代理店として商品を販売していたこともあり、当時アンダーアーマーが利用していた海外プラットフォームと同様のシステムを利用する形でECサイトの構築をおこないました。
日本に最適化されていないECプラットフォームが自社EC成長の足かせに
海外ECプラットフォームからリニューアルをおこなうことになった理由について教えてください。
佐藤氏:リニューアル前はグローバル展開する海外のECプラットフォームでECサイトを構築していました。2020年にDNSが母体となる企業から独立することになりましたが、独立後もしばらく同様のグローバル展開する海外のECプラットフォームを使い続けてきました。しかし、海外ECプラットフォームは多くの問題を抱えており、すぐにでも改善しなければいけない状況でした。
ECリニューアルの最も大きな要因は、第一に利用していたプラットフォームがDNSの会社規模にマッチしていないということでした。グローバル企業であれば海外ECプラットフォームを利用することもありますが、DNSは日本国内をメインにビジネスを展開しているため、運用コストが非常に高い海外ECプラットフォームを利用し続ける必要性がありませんでした。
また、カスタマイズを多くおこなっていたのですが、新しいことに挑戦しようとするたびにシステムトラブルが発生したり、それ以外にも多くの問題を抱えており、ECプラットフォームが自社ECを成長させようとしているDNSの大きな足かせになってしまっていました。
これらの理由からECサイトのリニューアルをおこなうに至りました。
海外ECプラットフォーム利用時に抱えていた課題について具体的に教えてください。
佐藤氏:1つ目がコストの問題です。グローバル企業が利用するような大規模なECプラットフォームであったため、運用費用がかなり高額でした。実際の構築はメーカーではなく、国内のインプリベンダーに依頼し保守対応もお願いしていましたが、カスタマイズをおこなった部分などは新しい施策をおこなおうとするたび、仕様の確認や調査に十数時間以上を要するだけでなく、調査に伴うコストも支払わなければなりませんでした。
2つ目がシステム障害・トラブルの問題です。カスタマイズを多くおこなっていたのは、商品を多く購入頂いているロイヤルユーザー向けの機能周りでした。ロイヤルユーザーはDNSのファンでいてくださる非常に重要なお客様であり、当然ながら誠実な対応をおこなわなければならないのですが、カスタマイズをおこなっている機能のトラブルが多発し、結果としてロイヤルユーザーに一番ご迷惑をおかけしてしまっていました。
吉田氏:3つ目は運用の問題です。グローバル企業の利用する海外ECプラットフォームは日本に最適化されておらず、基本的な管理画面の言語が英語になっていたり、直感的に操作することが出来ないといった問題がありました。例えば初回送料無料といった、他の企業がおこなっているようなあたりまえの施策をおこなおうとしても、旧システムではかなり複雑な対応をおこなわなければならず、使いこなすことが難しいシステムでした。
これらの問題によって、最終的にはできるとわかっていることだけをおこない、変わっていくトレンドに合わせた施策を実施したくてもできないという状態に陥ってしまいました。
システム選定理由は課題解決につながる提案力と将来性を考慮した拡張性
ECサイトのリニューアルにecbeingを採用いただいた理由を教えてください。
佐藤氏:ecbeingを選定した理由は色々とありますが、カスタマイズが可能だったこと、日本国内の中堅・大手のECサイト業界実績No.1でどういった企業であるかを知っていたこと、DNSが抱える課題をお伝えした時に、その課題を解決するために具体的でしっかりとした提案をしていただけたことが大きな要因です。
また、将来性を考えた時に時流に合わせて自動的にバージョンアップをしていくレビュー最適化ツールの『ReviCo(レビコ)』、Instagram連携の『visumo(ビジュモ)』、CDP・顧客分析・CRMツールの『Sechstant(ゼクスタント)CDP、CRM』などの拡張性の高いマイクロサービスもecbeingが自社開発しており、自社ECを成長させる道筋が立てやすいということも判断材料の一つでした。
ECサイトのリニューアルにあたっては他のECプラットフォームも検討しお話を伺わせていただきましたが、我々のやりたいことをやるための機能がなくカスタマイズもできない、もしくは、カスタマイズはできるが管理画面が直感的に使えないといった問題や、他の海外のグローバルで主流となっているECプラットフォームでは様々なアプリとの連携により出来ることは多いですが、アプリが海外製でありサポートの面などで安心して使用できないといった問題があり最終的にecbeingさんを採用させていただくことに決めました。
……本記事の続きである、DNS様インタビューの後編では、海外ECプラットフォームからのリニューアルで直面した大変だったこと、得られた効果などを具体的にお聞かせいただきます。
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株式会社DNS
佐藤 繭子 氏
株式会社DNS
吉田 風月 氏
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●取材・文:大川 智暉