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ECの新たな形「ソーシャルコマース」とは?
メリットや成功させるためのポイントを紹介

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これまではインターネット上での商品の販売はECばかりに注目が集まっていましたが、最近ではインターネット上における消費者の購買行動の傾向にも変化が見られています。そんな中、Z世代を中心とした若者に対するアプローチとして特に注目したいのが、「ソーシャルコマース」です。今回の記事では、ソーシャルコマースの種類や特性について紹介した上でソーシャルコマースを成功させるためのポイントを紹介していきます。

これまではインターネット上での商品の販売はECばかりに注目が集まっていましたが、最近ではインターネット上における消費者の購買行動の傾向にも変化が見られています。そんな中、Z世代を中心とした若者に対するアプローチとして特に注目したいのが、「ソーシャルコマース」です。今回の記事では、ソーシャルコマースの種類や特性について紹介した上でソーシャルコマースを成功させるためのポイントを紹介していきます。

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ソーシャルコマースとは?

まず、ソーシャルコマースとは何か、というところから確認していきましょう。

ソーシャルコマースとは?

ソーシャルコマースは、ソーシャルメディアとEコマースを組み合わせた造語で、SNSを使って集客や商品の販売を行うマーケティング手法です。

従来のECとの違い

これまでもマーケティングの一環としてSNSを活用することは多くありましたが、従来のECにおいてSNSは、多くの人に知ってもらったり興味を持ってもらったりするためのツールでした。ソーシャルコマースは、商品の購入までSNSでできるという点が従来のECと異なります。

ソーシャルコマースの種類

ソーシャルコマースには、主に以下の5種類があります。

SNS型

取引のプラットフォームとしてSNSを利用する形式です。特徴は、SNSの投稿やプロフィール、ライブ配信などから直接商品を購入できるような仕組みが用意されている点です。Instagramのショッピング機能などがこれに該当します。SNSの中にECの機能が入っているため、情報発信と商品の販売をまとめて行えるなどのメリットがあります。

CtoC(Customer to Customer)型

CtoC型は、企業が用意したプラットフォームを使って消費者間で商品の売買を行う形式のものです。代表的なサービスとしては、メルカリなどのフリマアプリやAmazonマーケットプレイスなどが挙げられます。プラットフォームが用意されているため、誰でも気軽に出品できる点がメリットです。

Fグループ購入型

グループで商品を共同購入すると安くなる共同購入クーポンを採用しているサービスをグループ購入型と呼びます。一時期日本でも人気を集めたことがありましたが、現在ではグループ購入型のサービスはあまり普及しているとは言えない状況です。中国のPinduoduoやアメリカのグルーポンなどが有名です。

レコメンド型

商品を購入した人のレビューを参考に商品を購入できる形式です。Amazonはレコメンド型にあたります。購入履歴や閲覧履歴から自分に合う商品をおすすめしてくれる点が特徴です。また、多くのサービスでは、購入した商品のレビューを書くことでクーポンなどの特典をもらえる仕組みを採用しています。

ユーザー参加型

ユーザー参加型は、いわゆるクラウドファンディングの形式を取り、ユーザーが商品の企画などにも携わる形式です。代表的なサービスとしては、CAMPFIREやMakuakeなどが挙げられます。

ソーシャルコマースを導入するメリット

ソーシャルコマースを導入するメリットとしては、大きく以下の2点が挙げられます。

ECサイトを構築するよりも気軽に始められる

1つ目は気軽に初められるという点です。ECサイトを構築するとなると、ある程度のコストがかかるうえ、構築から運用開始までには時間もかかります。ECの機能があるSNSを使えば、ECサイトの構築をする必要がなくなるうえ、コストを抑えることができます。リスクを取らずスモールスタートで始めたい人に適している手法と言えるでしょう。

ユーザーの囲い込みができる

また、ユーザーの囲い込みができる点もソーシャルコマースならではのメリットです。ソーシャルコマースには商品をただ販売するだけでなく、自社製品に関連する情報を投稿したり、ユーザーからの質問に答えたりなど、ユーザーとのコミュニケーションが取るための仕組みがいくつも用意されています。そのため、ユーザーがブランドに対して愛着を持ち、ファンになってもらいやすくなっています。

ソーシャルコマースを導入する際のポイント

最後に、ソーシャルコマースを成功させるための2つのポイントを紹介します。

効果が出るまでには時間がかかる

まず理解しておくべきは、効果が出るまでに時間がかかるということです。ソーシャルコマースの強みは、自社ブランドのファンを増やしやすいという点ですが、ファンを獲得するためにはある程度の時間がかかってしまいます。ソーシャルコマースを導入したからといってすぐに売上アップなどの結果につながるわけではないということを理解した上で、長期的な視点を持って計画を立てるようにしましょう。

定期的に情報発信を続けることが重要

また、ユーザーに興味を持ってもらうためには、どれだけ有益な情報を発信できるかが重要です。定期的に情報を投稿し続けなければ埋もれてしまうため、定期的な情報発信をしてフォロワーを増やす努力が求められます。同時に、発信するコンテンツが消費者の興味を引くものでなければ人が離れてしまうでしょう。そのため、コンテンツ作りにもしっかりと時間をかけなければいけません。魅力的なコンテンツを継続的に発信できる体制を用意するようにしましょう。

まとめ

近年では、多くの若者がSNSを使って情報収集を行っていることから、SNSで商品の販売まで行えるソーシャルコマースはZ世代を含む若者層へのアプローチとして有効な手段となっています。ただ、自社のファンを増やすためには有益なコンテンツの発信を継続的に行わなければならないため、ソーシャルコマースを始めるのであれば本腰を入れて取り組む必要があります。

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