ASP・オープンソース事業者様必見!ECリニューアルセミナーレポート
ECサイト運営において、ASPカートでECサイトを構築しているEC事業者様は多いと思います。ASPカートでは安価にECサイトが構築できますし、フロントの標準機能も充実しています。ですが売上が上がってきたりお客様へのサービスを充実したいとなると、ASPカートではカスタマイズ(拡張性)が乏しく独自のECサイト構築難しいということで、拡張性の高いECパッケージにリニューアルをしたい!というご相談を今年も多くいただいております。ecbeingではそのようなお声にお応えすべく、ASPやオープンソースからECパッケージにリニューアルをした事例をもとに、ecbeingではセミナーを開催いたしました!セミナーレポートをお送りいたします。
開発出身で数々のECサイト構築を手がけている、ecbeing事業推進部 部長代理 上向井が登壇をさせていただきました。
ASPカートからリニューアルをお考えの事業者様は、このような課題認識をされていることが多いです。では具体的にどのようなカスタマイズをしたいと思っているのでしょうか?
1つはECのフロント機能をカスタマイズし、購入率をあげるための接客機能の強化です。
1.独自の接客・機能強化
特に2017年お客様から寄せられるお声としては、このようなお声が多く寄せられました。
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お客様が自由に組み合わせられる商品を提供したい
単なるセット商品であれば、多くのECシステムに機能が実装されていることも多いですが、特殊な組み合わせ、特に多くの商品を組み合わせて1つの商品にする「アソート商品」なんかの対応は簡易的なASPカートでは実現できず、基本機能を活かしたカスタマイズが必要になります。特に贈答品・ギフトを扱っている事業者様はこのような課題をお持ちの事業者様は多いのではないでしょうか?
さらに近年多いのは、カスタムオーダーをしたいというお声をよくいただいております。例えばスーツのオーダーECサイトでは、パターンを選び、生地を選び、サイズを選んでいくわけですが、ただの入力項目だけではお客様にわかりづらいですよね。ECサイトのフロント画面で選んだ生地や色を表示し、目で見て安心して購入できるようなカスタマイズ事例をご紹介、さらに有名なシューズブランドのカスタマイズ事例もご紹介しました。
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リピート購入を簡単に行えるようにしたい
単品通販・美容・健康食品を扱っている事業者様に多い課題です。ecbeingではリピート・定期商材のECサイト構築実績も沢山ございます。リピートASPカートでも基本的な定期・リピート機能は揃っております。売上が上がってくるとフロント面をカスタマイズし、お客様のサービス、利便性を高めたいところですよね。ですが当然リピートASPカートではカスタマイズができません。実はリピート・定期購入の機能に関してはシステム面でとても複雑な機能となっており、構築実績が少ないベンダーが構築すると中々上手く機能しないということが多くございます。
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初めてのお客様に分かりやすく買わせたい
同じくギフトや飲食商材に多い課題です。様々な加工や包装なども選べるようなリピーターのお客様であれば、ECサイトの使い方もわかっているお客様もおりますが、新規のお客様が購入するために複雑な機能を使うということは、離脱に繋がってしまうケースもあります。ある飲食商材ECサイトの事例では、カート(買い物かご)以降にカスタマイズを加え、マウスのみでわかりやすく選択できるカスタマイズ事例をご紹介しました。
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オムニチャネルに対応してお客様の利便性を向上したい
こちらは当社ecbeingでは近年一番多い課題です。特に実店舗を持っている事業者様に関しては、会員統合からポイントシステム、店舗×ECの在庫共有をはじめ、お客様においても利便性を高めるカスタマイズ事例をご紹介いたしました。
2.業務負荷の軽減
バックオフィス業務に関しては、このような課題が多く寄せられています。
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管理画面が複雑 情報把握に時間がかかる
特にASPカートに関しては、フロントの標準機能は充実しています。独自のECサイトをつくらないということであれば、ASPカートでも良いということもあります。逆にいえば使わない機能が多いため、管理画面が文字だらけで情報を把握するのに時間がかかってしまうというお声がよく寄せられます。当然共通のプラットフォームを使っているのでカスタマイズはできず、充実した基本機能で誰でも使いやすいUIの管理画面にしたいというお声もよくいただきます。
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基幹・倉庫など外部システムが手動連携で、負担が大きい
サイトを構築した当初は注文数があまりなかったが、増加につれ現状の画面操作では時間がかかり過ぎて処理しきれない。や、今はECシステムから倉庫への出荷依頼や基幹システムへの売上登録を手動で行っているが、運用負荷が高くなってきたので自動化したい!など、外部システムと連携し業務効率化を図りたいというお声も大変多くございます。ECサイト運営において、このような業務は極力簡素化し、商品企画やマーケティング施策など売上アップ施策に注力しましょう!
オープンソースECからのリニューアル
ASPカートからでなく、オープンソースで構築したECサイトでもリニューアルのお声がけをいただくことも多くございます。オープンソースではカスタマイズが可能なので、フロント機能やバックオフィス機能をカスタマイズすることができますが、リニューアルをしたいと思っている事業者様はこのようなことが課題として挙げられます。
ソース公開・セキュリティリスク
・脆弱性が発見された場合に、攻撃者側に情報がすべて公開されてしまう。
・攻撃者はソースレベルで脆弱性を調査することが可能となってしまう。
品質リスク
・さまざまな開発者が自由に開発を行う為、致命的なバグやセキュリティホールが発生する割合が高い。
・致命的なバグが発生した場合に、開発社間での責任分岐があいまいになることも。
マルチベンダーリスク
・様々なベンダーに改修を任せた結果、ソースは複雑化、責任の所在が曖昧になることがある。
上記のようなことがリニューアルの理由となっていることが多いです。
当社ecbeingはセキュリティ面では自信を持っております。大手企業様のECサイト構築でパッケージベンダーを比較したときに、その企業の高いセキュリティ基準を唯一満たしているということでecbeingが採用されたケースもございます。
特に2017年はオープンソースの脆弱性(Apache Struts2)を悪用した攻撃があり、個人情報の流出事故が多発しました。
いかがでしょうか?今回は2017年最後のセミナーである「ASPカート・オープンソースからのリニューアル事例セミナー」のレポートを掲載しました。2018年もECサイト事業者様に向けて、皆様のeビジネスにおける様々なジャンルのセミナーを無料で行なっていきます。セミナー案内は以下のメルマガより登録できますので、ぜひともご登録のほどよろしくお願いいたします!
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