クリエイティブデザインの海外ECサイトご紹介
ECサイトが売上チャネルにおいても重要になってきた近年ですが、企業のブランディングにおいても重要なチャネルとなっております。ECサイトのデザインも様々なデザインがありますが、今回は海外のECサイトのデザインをご紹介します。
ECサイト先進国の欧米では常にデザインの改善が行われており、日本にはないデザインのサイトが多く見られます。今回は、デザイン性やユーザビリティに優れた海外ECサイトをご紹介します。
画像を巧みに使用したデザイン
商品の魅力を伝えるために有効なのが「画像」です。よく海外の有名人が講演をしている動画などもありますが、プレゼンテーション用の資料でもわかるように、日本と海外の資料には大きな違いがあります。かの有名なスティーブ・ジョブスのプレゼンでは、画像や絵の挿入量が圧倒的で、聴衆はいつの間にか引き込まれていきました。
インパクトの大きな画像で惹きこみ、商品詳細へ誘導するデザイン
NATIVE UNION(ガジェットアクセサリーブランド)
『NATIVE UNION』は、スマートフォンアクセサリーをはじめ、電子機器類を提供しているイギリスのアクセサリーブランドです。
トップページ上部は画像の割合が大きく、一目見ただけで引きこまれるブランドの存在感で満ちています。
トップページ下部は、先程の印象的な画像とは大きく異なるデザインで、商品がシンプルに表示されています。商品画像にカーソルを当てると、購入画面、もしくはオプション画面を即座に選択できます。
購入画面(左側)を選択すれば種類や大きさ、色などを選択でき、カート追加までスムーズに行うことが可能です。オプション画面(右側)を選択すると、関連アイテムが多数表示され、幅広く検討できます。
カートは常に表示されるのではなく、ユーザーが興味のある商品画像にカーソルを当て、目的に応じた画面をクリックしてはじめて表示されます。
ユーザーにとって必要な情報を段階的に表示していくため、余計な情報がない環境でスムーズな買い物が可能です。
画像でつなぐSNSとECサイト
Kelty(アウトドアブランド)
アメリカのアウトドアブランド『kelty』のトップページも、大きな画像が目を引くサイトデザインです。
さらに『kelty』は、Instagramと連動したサイト作りを行っており、Instagramにアップされた画像をECサイトに掲載しています。画像はサイト内の商品詳細とリンクしているため、どの商品が使われているのか瞬時に把握することが可能です。
SNSでユーザーの流入窓口を広げ、実際の使用写真と商品詳細とリンクさせることでよりユーザーの購入意欲を高めています。
参考:InstagamとECサイトの連携が可能になる「visumo」はこちら
画面遷移を減らした購入フロー
日本のECサイトでは商品をカートに入れるまでに、カテゴリーや商品詳細などいくつか画面を遷移する必要があります。当然のように行ってきたページ移動ですが、海外ECサイトでは画面を更新することなくスムーズな買い物が可能です。
検索フローの簡略化
Aesop(スキンケアブランド)
アメリカのスキンケアブランド『Aesop』は、検索ナビゲーションから商品購入まで、画面遷移することなく1画面で行うことができます。商品カテゴリーを選択し、商品名にカーソルをのせるだけで商品画像と購入ボタンが表示されるシステムです。UIがとてもスムーズで、短時間で商品を購入できるため、リピーターや商品知識のあるユーザーが喜ぶデザインです。
商品選びの負担軽減
PROPER CLOTH(カスタムオーダーシャツ)
カスタムオーダーシャツを提供している『PROPER CLOTH』のECサイトは、色違いの商品、違う形の襟、ボタンなども同一画面で好みのものを選択できます。選択するごとにシャツのデザインが入れ替わる仕組みで、連動して価格や厚さなども表示されるため商品詳細ページに遷移することなく購入可能です。海外自動車メーカーにも同様の傾向がみられ、1画面で買い物を完結できるUIが多くなっています。
AI(人工知能)を駆使した商品提供
現在海外では、ファッションや小売業界でAIを導入したショッピングサイトが出てきています。ユーザーが商品を選ぶのではなく、あらかじめ登録しておいたユーザー情報をもとに、AIが最適な商品を選んでくれるというシステムです。数多くある商品の中から選ぶ手間を省き、買い物代行してくれるシステムで、日本でも注目されています。
購入前に商品提供
STITCH FIX(スタイリング提案)
『STITCH FIX』は、AIとスタイリストがファッション・スタイリング提案をしてくれるECサイトです。サイズや洋服の好みを登録すると、登録情報をもとにAIとスタイリストがセレクトしたアイテムが数着送られてきます。気に入ったものはそのまま購入し、気に入らなかった商品はポストに投函し返却することが可能です。
商品到着後はアイテムごとにフィードバックすることで、次回購入時に役立てることができ、より最適なスタイリングができるようになっています。商品を選ぶ手間がなく、自宅に居ながら試着もできるため、時間を無駄にせずに買い物ができます。
ユーザーを飽きさせない海外サイトのデザイン
今回ご紹介した海外ECサイトは、常にトレンドやニーズを意識した作りになっています。画像を多く使用したり、画面遷移を最小限に抑えたりすることで本当に必要な情報だけを届け、ユーザーを疲れさせません。またAIを導入するといった、新しい取り組みも積極的に取り入れています。
日本のECサイトにはないデザイン性を参考にして、ユーザーが快適に買い物できるサイト作りを行いましょう。
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