メーカーが運営するECモールの魅力 『NOEVIR GROUP SHOPPING MALL』
複数の製品ブランドを展開している場合、ECモール内にブランドごとのECサイトがあれば会員を一元化しつつ、訴求ポイントを明確にできるためターゲットへの伝達力が大きくなります。さらに、化粧品のようにユーザーの年齢や悩みに応じて使用する製品が変わる場合は、複数のECサイトを一つに集約することでさまざまなユーザーメリットを生み出すことができます。
今回は株式会社ノエビアが運営する『NOEVIR GROUP SHOPPING MALL』の事例を参考に、どのような魅力があるのか見ていきましょう。
株式会社ノエビアの概要
株式会社ノエビアは1964年創業の化粧品メーカーで、女性向けスキンケア商品を中心に展開しています。「ハーバルスキンケアのパイオニア」として化粧品を作り続けるという信念のもと、ユーザーの肌にとって本当にいいものを提供し続けています。植物由来の化粧品づくりに定評があり、スキンケア製品以外にメイクアップ製品なども提供しており、ノエビアの美容に関する商品は多くの女性から支持されています。
NOEVIR GROUP SHOPPING MALLの特徴
『NOEVIR GROUP SHOPPING MALL』は、ノエビアグループのオンラインショップが集まったECモールです。一つのサイトでさまざまなショップの買い物を楽しむことができます。
複数の製品ブランドをまとめて購入できる
『NOEVIR GROUP SHOPPING MALL』では、複数のオンラインショップの商品をまとめて購入することができます。各ショップでメールアドレスや会員番号などが連携されているため、ユーザーは何度も会員登録を行う必要がありません。
また、希望の商品を買い物かごにいれたまま他のショップに移り、そのまま続けて買い物できるので異なるショップでの購入もスムーズです。
ターゲットはショップごとに異なりますが、複数のショップを一つのモールにまとめているため、企業側はさまざまな年齢層のユーザーと接点を持ちコミュニケーションを高めることができます。
支払い手数料や注文キャンセルが無料
一般的にオンラインショップで買い物をする場合、代金引換は手数料がかかる場合が多いですが、『NOEVIR GROUP SHOPPING MALL』では代金引換やコンビニ払いなどの手数料が無料なので気軽に注文できます。
送料も注文アイテム数や合計金額にかかわらず全国どこでも無料となっており、必要なものを注文するだけなので無駄な費用がかかりません。
また万が一注文を取り消したい場合は期限内であれば注文の取り消しが可能なため、初めてのユーザーでも安心して利用することができます。
年齢や用途ごとに分かりやすく分類
『NOEVIR GROUP SHOPPING MALL』は4つのブランドを展開していますが、全て類似商品ではなくターゲットが異なります。
ショッピングモールのトップページには各ブランドの特徴がわかる説明文や画像があるため、ユーザーは年齢や用途に適したスキンケアラインをスムーズに選択することが可能です。ブランド選択後は、各サイトの詳細情報をもとに自分に合った製品を絞り込めます。
NOV
NOVは敏感肌やにきび肌に悩む方向けのスキンケアラインであり、製品ターゲットがそれらの悩みを抱えるユーザーであることを明確に説明しています。
「お悩みから探す」では悩みごとにわかりやすく分類されているので、ユーザーは自分が抱えている悩みに該当するカテゴリーを選択することで適した商品にすぐにたどり着くことができます。
また肌に直接つける化粧品は、自分の肌に合うのか分からないためECサイトで購入を躊躇するユーザーもいますが、無料サンプルを試すことで購入前に使用感を確認できるので、自分に適した商品を購入することが可能です。
「初回限定」や「なくなり次第終了」など限定感やお得感のある目を引くキーワードを盛り込み、ユーザーの購買意欲をかきたてる工夫も取り入れています。
より多くのユーザーに継続的に使用してもらうため、定期購入では限定サービスや特典を多くつけています。
一定の周期で届けられるので毎回購入する手続きが不要になり、買い忘れのリスクも軽減されるためユーザーにとって嬉しいサービスです。
excel
excelは幅広い年代の女性に人気の化粧品で、色持ちや発色のよさは高級化粧品にも劣りません。
『NOEVIR GROUP SHOPPING MALL』からexcelのサイトに移ると、ベースメイクやアイメイクなど用途ごとに分類されており、ユーザーは目当ての商品に迷うことなくたどり着けます。
文字だけではなく動画と画像で商品紹介しているので、ユーザーは使用イメージが湧きやすく購入後のミスマッチを最小限に抑えられます。
ECサイトのモール化は多様なニーズに対応する一つの方法
今回ご紹介したノエビアのように、複数の製品ブランドを一つのECモールで展開することで、年齢や環境で変化するユーザーニーズにも対応できるため、会員を一元化しつつ長期的に見て企業全体でユーザーを囲い込むことができます。
複数のECサイトを運営している企業は、全社的な視点から商品特徴やターゲットを振り返り、ECサイトを集約することでどのようなユーザーメリットを生み出せるか考えてみましょう。