出版という特殊な業界をよく理解した提案が採用した最大のポイント!
導入後、ランニングコストが3分の2に削減!
株式会社南江堂
株式会社南江堂
竹本 陽介 様
1879年の創業以来、「文化的意義の深い出版事業を通して、社会に貢献する」という理念のもと、医学・薬学・看護学・リハビリテーション医学・栄養学などの専門図書を刊行。
今日では年間約100点におよぶ新刊書籍のほか、月刊誌として臨床雑誌「内科」、臨床雑誌「外科」、臨床雑誌「整形外科」、「胸部外科」と「がん看護」(隔月刊)を発行し、全国の医療関係者に広く購読されている。
また、医学の洋書・洋雑誌の輸入販売では、世界各国の出版社とネットワークを築き、国際的にも高い評価を得ている。
さらに、電子書籍、電子ジャーナルにも取り組み、時代のニーズにも応える総合的な医療情報の提供をめざす。
- コーポレートサイト(EC統合型)http://www.nankodo.co.jp/
EC導入の背景
認知度をさらにあげる施策をサイト全体でおこなえるようにするために
リニューアル以前に稼動していたサイトはフルスクラッチで構築したシステムで、構築からすでに5年以上が経過していました。
当時、世の中のWEBマーケティングのめまぐるしい発展もあって、私たちからお客様に対して商品情報などを伝えるための施策を打つことがなかなか思うようにできずに非常に悩んでいました。
また、何か対応しようとしても、サイトを更新する度に費用もかかってしまう状態でした。
そこで、今回はコーポレートサイトとECを含めた全面刷新を行い、南江堂としての認知度をさらにあげる施策などを、サイト全体でおこなえるようにするべくリニューアルプロジェクトを発足しました。
採用のポイント
出版という特殊な業界への理解力が採用した最大のポイント!
選定にあたってはコンペを開催し、8社ほどにお声がけをおこないました。
今回のリニューアルプロジェクトの重要な評価軸として、 出版業界・医学書業界の特殊な慣例をどれだけ理解していただいたご提案をいただけるか。という観点がとても重要でした。
また、当社は書店様とのつながりがとても強く、書店様との関係性や配慮なくしてビジネスは成り立ちません。そのような部分をご提案にどう盛り込んでいただいているか。という点もとても重要でした。
EC・売上げアップといった普通のECサイトでおこなうような提案をする会社もある中、 ecbeingの良かった点はやはり、上述した当社の業界をしっかり勉強したうえで、課題解決をおこなう提案があった点を非常に評価しました。
コンペは2段階で開催したのですが、最終的にはecbeingの提案内容、そしてシステム面、企業体力、東証一部の信頼性などの総合的評価により、満場一致で採用を決定しました。
構築時の対応
ecbeingを選定して良かったと思えた点は、同じゴールを目指す姿勢があったこと
今回のリニューアルプロジェクトで実施したい要件は、かなり特殊性のある要件が多かったと思います。
たとえば、
●コーポレートとECの統合
●書店様受け取り
●和書・洋書の取り扱いによるECに対する指針の相違、在庫管理、注文管理
など、通常の一般的なECにはない要件を多数盛り込む必要がありました。
実際にプロジェクトを開始すると、これらの要件を満たそうとすると、当初は想定もしていなかった仕様変更や機能追加が発生することがわかりました。
しかし、ecbeingのプロジェクトメンバーは真摯に要望を受け入れていただき、優先度などの整理を含めて、しっかりとしたご対応をしていただけました。
特に評価した点、ecbeingを選定して良かったと思えた点としては、思いもよらない依頼も、なんとか実現しようという、同じゴールを目指す姿勢があった点が本当にありがたかったです。
導入後の効果
導入後、ランニングコストが3分の2に削減!以前多発していたトラブルも解消できました
なにより驚いたのは安定性の向上でした。
以前のシステムでは、不具合や障害が月に1回は発生しており、社内での対応が負担になっていましたが、ecbeingにリニューアルをおこなってからは停止することなく安定稼動をしていただいております。
また、色々と難易度が高かった要素はありましたが、システムだけでなく、インフラ、さらにはデザイン面に関してもトータル的に対応をしていただき、とても満足しております。
具体的な数字としても、今回のリニューアルの結果がでておりまして、業務的な負荷も軽減され、ランニングにかかるコストを2/3に削減することもできました。 とても満足のいくリニューアルだったと評価しております。
今回のリニューアルは、まさに弊社が強みとするECをシステムだけではなく、インフラ・デザイン・運用と、トータルにサポートさせていただく事で、しっかりと結果を残すことができたプロジェクトだったと感じております。
また、今回は和書と洋書というそれぞれ販売指針が異なる商材を同時に取り扱うことによるさまざまな課題がありましたが、それらの解決にあたっては、インタビューを実施させていただいた、株式会社南江堂 竹本 陽介様をはじめとした南江堂様のプロジェクトチームの皆様のご尽力あっての事と深く感謝しております。
今後に関しては、南江堂様のパートナーとして、さらなる洋書などの商材の認知拡大をおこなうマーケティングの部分でもサポートをさせて頂き、事業拡大に貢献できればと考えております。
(右)【インタビュアー】斉藤 淳(事業推進部 統括部長)
(左)【南江堂様 担当営業】大久保 健吾