「Apple Intelligence」を先行体験!2025年日本で利用開始のAI機能を試します!
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Apple Intelligenceとは?
Apple IntelligenceはApple社が開発するAIアシスタントです。文章の要約、画像の生成、ChatGPTの呼出などの機能を備えており、iPhone 16 / iPhone 15 Pro / MacBook等のApple Intelligence対応端末で利用できます。
現在(2025年1月時点)は英語のみで提供されていますが、2025年4月以降に日本語対応が予定されています。
iPhoneとSiriの言語設定を「English」に変更することで、日本でも利用可能になります。7GB程度のAIモデルをダウンロードする必要がありますので、設定時にはWi-Fi接続が推奨されます。
ここからは筆者が体験した機能を紹介していきます。
Reduce Interruptions Focus:AIが通知をフィルタリング
従来のサイレントモードではすべての通知が非表示になる仕様でしたが、「Reduce Interruptions Focus」では、AIが通知内容を解析し、重要なものだけを選んで通知してくれます。
「お疲れ様です。〇〇のファイルを添付いたしました」などの定型的な連絡は通知が表示されませんでしたが、「【至急】○○時までに修正お願いします」などの緊急性のあるメッセージを送信したところ通知が表示されました。
Visual Intelligence with Camera Control:カメラ起動でGoogle検索もChatGPTも
iPhone16シリーズから搭載されたカメラコントロールボタンを長押しするとカメラが起動し、撮影した画像を使用して情報収集や文字の翻訳を行う事ができます。
撮影後、「Google検索」と「ChatGPT」のどちらを使うか選べる画面が表示され、Google検索では撮影した画像をもとに類似画像を検索し、ChatGPTでは撮影後にテキストボックスが表示され、画像に対する質問や指示ができました。
拾得物の鍵について「どこに届ければ良い?」と質問すると、ChatGPTが『警察や会社の事務所に届けると良い』と回答しました。Google検索では鍵に取り付けていた「AirTagケース」と同様のものを表示しました。外出先などで何か分からないことが起きても、サクッと調べられる画期的な機能です。
Genmoji:iOS絵文字を組み合わせてオリジナル絵文字を作成
「Genmoji」では、iOSの標準絵文字を組み合わせることで、全く新しい絵文字を生成できます。例えば『cat eating popcorn』と入力すると、ポップコーンを食べる猫の絵文字が生成されました。
作成した絵文字はiOS標準のメッセージングアプリ(iMessage)で通常の絵文字のように送信可能です。一方、他社のメッセージングアプリでは画像として送信されます。
Image Wand in the Apple Pencil tool palette:手描きイラストをAIが変換
ツールパレットに追加された「Image Wand」を使うと、手書きのイラストをAIが画像に変換することができます。例えば、家や太陽をスケッチした後に「Image Wand」でなぞると、AIがそのイラストを元に高品質な画像を生成してくれます。
Clean Up in Photos:人や物をワンタップで消します
写真アプリ内で削除したい人や物を選択すると、AIが背景を補完して消してくれます。撮影時にうっかり写り込んだ通行人や物などを簡単に削除できるため、SNSにアップロードする際に非常に便利です。
Image Playground:テキストや写真から自由自在にイラストを生成
「Image Playground」はテキストや画像から新たなイラストを生成できます。1つのアプリケーションとして、iPhone上にプリインストールされます。
試しに英語で『ラーメンを食べる犬と猫』と入力すると、指示通りのイラストが生成されました。
顔写真を合成することで、『ラーメンを食べる犬と猫』+『顔写真』といったユーモアあふれる画像を作成することもできます。
その他の機能
紹介した機能の他にも「メールの要約」や「写真検索とメモリムービーの作成」機能などがあります。どれも実用性とエンターテイメント性を兼ね備えた魅力的な機能ばかりです。
iPhoneの言語設定を『English』に変更することでApple Intelligenceを利用できるので、ぜひ試してみてください。